不動産情報提供企業のアットホームが、2023年9月の全国主要都市の賃貸マンション・アパートの募集家賃動向を発表しました。
家族向け、大阪が上昇率1位
対象エリアは1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)、北海道札幌市、宮城県仙台市、愛知県名古屋市、大阪市、福岡市。住戸の広さによって4つのカテゴリに分類し、調査を実施。
2022年同月比で、7エリアが平均募集家賃を上回りました。
大型ファミリー向けが最も上昇
9月の平均募集家賃で最も上昇率が高かったのは、福岡市の大型ファミリー向けで、前年同月比16.4%増の16万243円。埼玉県と東京23区も高い伸びを示しました。
ファミリー向けは全エリアで上昇傾向
ファミリー向けは9カ月連続で全10エリアで前年同月を上回り、5エリアが15年1月以降の最高値を更新。大阪市、福岡市、埼玉県も高い上昇率を記録。
シングル向け、カップル向けも上昇
シングル向けは東京都下、埼玉県、東京23区が上昇。カップル向けも大阪市、東京23区、埼玉県が増加傾向にあり、都市全体で賃貸家賃の上昇が続いています。
アパートはファミリー向けが3カ月連続で上昇
アパートのファミリー向けは3カ月続けて全エリアで前年同月を上回り、特に大阪市が前年同月比9.4%増の11万9600円となりました。福岡市、仙台市も7%以上の上昇を示しています。
総じて、2023年9月における賃貸住宅市場は、各エリアでの上昇トレンドが続いており、特に大型ファミリー向けやファミリー向けの需要が高まっていることがうかがえます。