2025年03月10日
国籍別に異なる!?外国人が日本での賃貸部屋探しで重視するポイント
近年、日本での賃貸市場において外国人の入居ニーズが増加しています。
しかし、一口に「外国人」と言っても、国籍や文化の違いによって、求める条件は大きく異なります。
そこで今回は、国籍ごとに異なる部屋探しのポイントを整理し、
オーナー様や管理会社が押さえておくべき対策を解説します。
■東南アジア系:初期費用と家賃の安さが最優先
東南アジアからの留学生や技能実習生は、低コストで住める物件を最優先に探します。
特に、ベトナムやミャンマーの留学生の希望家賃は3~4万円程度。
しかし、都心でこの家賃で一人暮らしをするのは難しく、多くはルームシェアを希望します。
ポイント
ルームシェア可の物件を用意する
家具・家電付きにする(初期費用を抑えられるため)
築年数や間取りよりも、コストパフォーマンスが重視される
■中国・韓国系:一人暮らし志向が強い
中国や韓国からの留学生や社会人は、近年、比較的経済的に余裕のある層が増えており、一人暮らしを希望するケースが多くなっています。また、日当たりの良さや生活の利便性を重視する傾向があります。
ポイント
ワンルームや1Kなど一人暮らし向けの物件を用意
IHコンロよりもガスコンロが好まれる(特に中国人)
日当たりの良さをアピールする
バス・トイレ別が好まれる
■欧米系:広さと設備の快適さを重視
欧米からの留学生や駐在員は、部屋の広さや動線を最も重視する傾向があります。1Rや1Kの狭い部屋よりも、最低30㎡以上の広さを求めるケースが多いです。また、築年数よりも内装の綺麗さを重視し、リノベーション済みの物件は好評です。
ポイント
30㎡以上の広めの間取り(1LDKや2DK)を提供
3点ユニットバスは狭すぎなければ許容範囲
収納は押入れよりクローゼットが好まれる
インターネット環境が整っていることが重要
共通して好まれるポイント
外国人の国籍に関わらず、多くの入居者が好む共通のポイントがあります。
✅ 初期費用が安い(敷金・礼金なしが理想)
✅ 家具・家電付き(短期滞在者が多いため)
✅ ルームシェア可(特に東南アジア系)
✅ フローリングの洋室、押入れではなくクローゼット
✅ バス・トイレ別
✅ 立地は日本語学校や大学、職場に近いことが重要
~~外国人入居者を受け入れるための対策~~
外国人入居者を受け入れる際は、以下のような対策を講じると、よりスムーズに賃貸契約が進みます。
・外国人対応可能な保証会社と提携する
・契約書を英語・中国語などで準備する
・ルームシェア可能な物件を増やす
・短期滞在でも契約できるようにする(定期借家契約を活用)
~~まとめ~~
外国人向けの賃貸市場は今後も拡大していくと考えられます。地域の特性やターゲット層を理解し、それに合った物件づくりを進めることで、空室対策にもつながります。外国人入居者の受け入れを検討されているオーナー様は、ぜひ当社にご相談ください。
みたす不動産では、豊富な経験を活かし、外国人対応のノウハウも提供可能です。
賃貸経営のご相談は、ぜひ【充たす不動産】までお気軽にお問い合わせください!