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貸店舗の賃料相場・適正賃料を徹底解説|失敗しないテナント探しのポイントとは?

2026年05月01日

貸店舗の賃料相場・適正賃料を徹底解説|失敗しないテナント探しのポイントとは?

店舗や事務所を借りる際、
「この賃料は高いのか?安いのか?」と悩む方は少なくありません。
特に初めて出店する方にとって、賃料は毎月発生する大きな固定費であり、
物件選びを間違えると経営そのものに大きな影響を与えます。

一方で、「駅近だから高い」「1階だから高額」といった単純な判断だけでは、
本当に“利益が出る物件”かどうかは分かりません。

本記事では、貸店舗・事業用賃貸を探している方向けに、

店舗賃料の相場が決まる仕組み
適正賃料の考え方
エリア選びで失敗しないコツ
家賃負担率の目安
契約前に確認すべき注意点

まで、実務目線で分かりやすく解説します。

INDEX
店舗の賃料相場とは?
店舗賃料は何で決まる?
エリア別で賃料相場が違う理由
適正賃料を判断する「賃料負担率」とは?
賃料相場の調べ方
店舗物件の賃料が適正か判断するポイント
見落としがちな「賃料以外のコスト」
賃料交渉はできる?
賃料が安い物件の注意点
定期的な賃料見直しの重要性
まとめ

 
店舗の賃料相場とは?

「賃料相場」とは、特定エリア・条件における店舗物件の平均的な賃料水準を指します。

例えば同じ駅周辺でも、

駅徒歩1分
路面店
1階
人通りが多い

といった条件が揃うと賃料は高くなります。

逆に、

地下店舗
2階以上
人通りが少ない
築古物件

では賃料が下がる傾向があります。

つまり、店舗賃料は単純な「広さ」だけでなく、
集客力や売上ポテンシャルによって大きく変動するのが特徴です。

 
店舗賃料は何で決まる?
1. 立地

最も大きな要素です。

賃料が高くなりやすい立地
駅前
商店街沿い
人通りが多いエリア
オフィス街
繁華街

特に飲食店では、「視認性」と「通行量」が売上に直結するため、1階路面店は高額になる傾向があります。

2. 階数

店舗物件では階数によって集客力が変わります。

階数 特徴
1階 集客力が高く最も高額
2階 業種次第で需要あり
地下 飲食向きだが視認性低下
上階 美容・事務所系に向く

「安いから上階」を選ぶのではなく、業種との相性が重要です。

3. 築年数・設備

築年数が古い物件は賃料が低い傾向にありますが、近年はリノベーション物件も人気があります。

ただし注意したいのが設備です。

特に飲食店では、

ダクト
グリストラップ
ガス容量
排水設備
空調

などの設備状態が非常に重要です。

賃料が安くても、内装工事費が高額になるケースも少なくありません。

4. 業種・用途

同じ物件でも、業種によって条件が変わります。

例えば、

重飲食可
軽飲食のみ
美容室可
物販向け

など用途制限があるケースもあります。

飲食可能物件は希少性が高く、賃料が高めに設定される傾向があります。

 
エリア別で賃料相場が違う理由

店舗賃料は「住所」だけでなく、その街の特性に大きく左右されます。

例えば、

オフィス街
平日昼需要が強い
飲食・テイクアウト向き
土日需要は弱い
住宅街
リピーター重視
地域密着型店舗向き
客単価はやや低め
繁華街
集客力が高い
賃料も高額
競争も激しい

つまり、「賃料が高い=悪い」ではありません。

重要なのは、その賃料を売上で回収できるかどうかです。

適正賃料を判断する「賃料負担率」とは?

店舗探しで最も重要なのが、「家賃負担率」の考え方です。

家賃負担率とは、

売上に対して賃料が占める割合

を意味します。

計算式

賃料負担率(%)=
月商
月額賃料

×100

業種別の目安
業種 家賃負担率の目安
カフェ 10〜15%
居酒屋 8〜12%
美容室 5〜10%
物販 10%前後
クリニック 5〜8%

例えば、月商100万円を想定している場合、

家賃10万円 → 10%
家賃25万円 → 25%

となり、後者はかなり高負担です。

特に開業初期は売上が安定しないため、
「想定売上の70〜80%でも利益が出るか」を基準に考えると安全です。

賃料相場の調べ方
 
1. 不動産ポータルサイトを見る

複数サイトを比較しましょう。

確認ポイントは、

坪単価
駅距離
階数
広さ
用途

です。

同条件の物件を複数比較すると、エリアの相場感が見えてきます。

2. 坪単価で比較する

店舗物件では「坪単価」が重要です。

坪単価の計算

坪単価=
坪数
月額賃料


例えば、

賃料30万円
15坪

なら坪単価は2万円です。

同じエリアの坪単価比較は非常に参考になります。

3. 地元の不動産会社へ相談する

ネット未公開物件や、実際の成約事例を知っているケースがあります。

特に事業用物件に強い不動産会社なら、

業種相性
通行量
退店理由
周辺競合

まで教えてもらえる場合があります。

店舗物件の賃料が適正か判断するポイント
現在の相場と比べて適正か

同条件物件と比較し、

明らかに高すぎないか
安すぎないか

を確認しましょう。

特に安すぎる物件には理由があることも多いため注意が必要です。

売上予測と合っているか

「払える家賃」ではなく、

「利益が残る家賃か」

で判断することが重要です。

開業時は楽観的な売上予測になりやすいため、慎重な資金計画を立てましょう。

契約条件を含めて総額で考える

賃料だけでなく、

共益費
管理費
看板料
保証料
礼金
更新料

なども確認が必要です。

「家賃は安いが諸費用が高い」ケースもあります。

見落としがちな「賃料以外のコスト」

店舗物件では、初期費用が高額になることがあります。

主な費用
項目 内容
保証金 賃料の6〜12ヶ月分もある
内装工事費 数百万円規模も多い
厨房設備 飲食店では高額
火災保険 加入必須
保証会社費用 月額賃料の1ヶ月分前後

特に居抜き物件でも、設備交換で費用が膨らむことがあります。

「初期総額」で判断することが大切です。

賃料交渉はできる?

結論から言えば、可能なケースがあります。

特に、

長期間空室
周辺相場より高い
景気悪化
契約更新時

などは交渉余地が生まれやすくなります。

ただし、一方的な値下げ要求ではなく、

周辺相場
売上状況
市場変化

など客観的根拠を示すことが重要です。

賃料が安い物件の注意点

「安い=お得」とは限りません。

例えば、

人通りが少ない
視認性が悪い
建物老朽化
設備不足
再建築不可
前テナントが短期退去

などの問題が隠れている場合があります。

特に飲食店では、

家賃を抑えた結果、集客できない

という失敗例も多くあります。

定期的な賃料見直しの重要性

契約時には適正だった賃料も、市場変化で割高になることがあります。

例えば、

人流変化
商圏縮小
周辺競合増加
景気悪化

などです。

そのため、定期的に相場を確認し、必要であれば更新時に賃料交渉を行うことも重要です。

まとめ

貸店舗選びで重要なのは、「安い物件を探すこと」ではありません。

本当に大切なのは、

利益が残る適正賃料の物件を選ぶこと

です。

そのためには、

エリア相場を把握する
家賃負担率を確認する
売上予測と照らし合わせる
初期費用まで含めて比較する

ことが欠かせません。

店舗物件は、立地・条件・業種によって大きく価値が変わります。

だからこそ、相場感を理解し、慎重に比較検討することで、開業後の経営安定につながります。

事業用賃貸・貸店舗探しでお困りの際は、ぜひ専門スタッフへご相談ください。
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