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不動産相続の手続きと流れ

2024年09月28日

不動産相続の手続きと流れ

不動産相続に関して、事前に流れや手続きを把握しておくことは非常に重要です。以下、手続きの流れについて詳しく解説します。

  1. 遺言の確認

    • 相続の第一歩として、被相続人(故人)が遺言を残しているかを確認します。遺言がある場合、その内容に従って相続手続きを進めます。遺言がなければ、法定相続分に基づいて分割協議を行うことになります。
  2. 相続財産の調査・確定

    • 相続財産がどの程度あるかを調査します。特に不動産の場合、正確な価格を把握するには時間がかかることがあります。土地や建物の評価額や相続税の算出も必要です。相続税の計算は路線価を基準に行います。
  3. 遺産分割協議

    • 相続人同士で不動産をどのように分割するか協議します。方法としては以下があります。
      • 現物分割: 不動産を物理的に分割する方法。
      • 換価分割: 不動産を売却し、その代金を分配する方法。
      • 代償分割: 1人が不動産を相続し、他の相続人にはその代わりにお金を渡す方法。
      • 共有分割: 相続人全員で不動産を共有する方法。
  4. 準確定申告

    • 被相続人の生前の所得に対する準確定申告を行います。これは相続発生後、4ヶ月以内に行う必要があります。
  5. 遺産分割協議書の作成

    • 協議がまとまれば、遺産分割協議書を作成し、不動産の名義変更を行います。協議書にはすべての相続人の同意と署名が必要です。
  6. 相続税の申告と納付

    • 相続税が発生する場合、相続開始から10ヶ月以内に申告・納付する必要があります。

相続放棄の手続き

相続放棄する場合は、家庭裁判所へ3ヶ月以内に申述書を提出します。この際、戸籍謄本などの書類が必要です。相続放棄は、被相続人の借金が多い場合や、特定の相続人が全財産を受け継ぐ場合によく行われます。

おわりに

不動産相続では、特に不動産の評価額が実際の売買価格と異なることが多い点に注意が必要です。売却して分割する場合は、相場や売却条件について不動産会社と事前に相談するのが望ましいです。また、相続手続きに不安がある場合は、専門家への相談をおすすめします。

事前にこれらの手続きを把握し、スムーズな相続を進める準備をしておくことが大切です。

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