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「内装工事の見積書はここが重要!内訳明細書で失敗しない店づくりのポイント」

2025年11月16日

「内装工事の見積書はここが重要!内訳明細書で失敗しない店づくりのポイント」

お店づくりは「見積書」を読むところから始まる

新しくお店をオープンしようとするとき、ほとんどの方が最初にぶつかるのが
「工事費って、いったいいくらかかるの?」という不安です。
スケルトン物件はもちろん、居抜き物件であっても、
自分のお店らしい内装・外装にするためには、何かしらの工事が必要になります。

そしてその第一歩が「見積もり」。
ここで大切になるのが、金額だけが書かれた工事一式の見積ではなく、
内訳明細書がきちんと付いた見積書をもらうことです。

 

なぜ「工事一式」の見積は危険なのか?

「細かい内容はよく分からないし、トータル金額が分かればいい」
そう考えてしまう方は少なくありません。

しかし、工事項目が「一式」でまとめられている見積には、こんなリスクがあります。

どんな工事をしてもらえるのかが分かりづらい

自分が希望している工事が、本当に含まれているか確認できない

どの部分の金額を交渉できるのか判断できない

後から「それは見積に含まれていません」と追加費用を請求される可能性

結果として、
「思っていた仕上がりと違う」
「予算オーバーで資金計画が崩れた」
といったトラブルにつながりやすくなります。

工事費は初期投資の中でも非常に大きな部分です。
だからこそ、「なんとなく」で済ませず、必ず内訳明細書付きの見積をもらい、
1項目ずつ内容を確認することが重要です。

内訳明細書でチェックしたいポイント

内訳明細書をもらったら、次のような点を施工会社に確認してみましょう。

自分が依頼した内容が、きちんと項目に入っているか

「一式」となっている部分は、具体的にどこまで含まれるのか

高いと感じる項目は、仕様の見直しや金額調整ができるか

そもそも不要な工事が含まれていないか

自分だけで判断が難しい場合は、第三者に見てもらうのも有効です。
専門家でなくても、別の視点が入ることで、見落としていた部分に気付けることがあります。

相見積もりは“値切り”ではなく“比較と確認”のため

工事を発注するときは、複数の施工会社から見積をとる「相見積」が基本です。

相見積もりをとるメリットは、単に「安い会社を選べる」というだけではありません。

金額の相場感が分かる

項目ごとの金額差から、各社の得意・不得意が見えてくる

「この会社はここまで含んでこの金額」「こちらはここが別途」など、内容の違いを比較できる

各社の内訳を参考にしながら、項目ごとに金額交渉ができる

1社だけの見積では、その金額が高いのか妥当なのか判断できません。
複数の見積を横並びにして比べることで、初めて「適正価格」が見えてきます。

金額だけで選ぶと危険?「工程表」もセットで確認を

見積の段階で忘れてはいけないのが、工事のスケジュール=工程表です。

金額だけに注目して施工会社を決めてしまうと、

想定より工期が長く、オープン予定日に間に合わない

工事の進捗が分からず、準備の段取りが組めない

といった問題が起こることがあります。

オープンが遅れれば、

営業日数が減り、売上予測が狂う

備品や什器の納品日を変更する必要が出る

商品の仕入れスケジュールを組み直さなければならない

すでに印刷したチラシやDMの刷り直し・掲載メディアの修正が必要になる

など、目に見えるコストも、見えない負担もどんどん膨らんでいきます。

夢だったお店のスタートがバタバタになってしまうと、精神的にも大きなダメージですよね。
だからこそ、見積金額と同じくらい「いつからいつまで工事を行うのか」という工程の確認が大事です。
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